このブログは英語学習に関するさまざま質問とそれに対する私独自の回答を収めるために開設されたものです。 英語に関する悩みを少しでも減らし、実りある学修を続けていきましょう。 タイトルをクリックすれば閲覧できます。
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Q.31「~のおかげ」を意味する thank to と due to の違いがわかりません。due の語義は「借りがある」であるため、「義務」とか「責任」を連想させる語彙となっています。したがって、今では「予定」とか「期限」、「相応の対応」といった意味で使用され、全体的にネガティブな内容になる傾向があります。
鉄道が嫌いだった首相のおかげで、イギリスではほとんどの高速道路を使うのに少しも費用がかかりません。「鉄道が嫌い」であることは確かにネガティブですが、しかしそれに続く「高速道路がタダ」という内容は明らかにポジティブなものです(有料より無料のほうが良いですからね)。
Q.32 「洋楽」は English music で通じますか?「洋楽」はふつう Western music と言います。
Q.33「娯楽」を意味する entertainment と amusement の違いは何ですか?amusement は「人や物が人を楽しませる」という意味です。
Q.34「~になる」は become と be の違いは何ですか?become と be は似て非なるものです。
Q.35 「死ぬ(die)」は状態動詞ですか?それとも動作動詞ですか?その二分法でいえば、「死ぬ」(die)は動作動詞です。
Q.36 must と have to の違いは何ですか?かつて以下のような質問を受けたことがあります。長いですが、全文をそのまま掲載します。
とある参考書にて must と have to の品詞以外の違いとして、「must よりも have to が感じが柔らかい」との記載がありました。また、must は話者からの義務、have to は周囲の状況からの義務といった記載もあり、これにより have to のほうが感じが柔らかいことは理解できるだろうとの記載があったのですが、知人にこの話をすると「むしろ逆なのではないか」と言われました。結論から先にいえば、両者の違いは、must が表す義務には「話し手の思いや考え、関与」が含まれるのに対し、have to にはそれが含まれない(仮にあっても、それを表に出さない)という点に帰着します。例えば、次の文をみてみましょう。
例えば、You must go home by ten o'clock. と You have to home by ten o'clock. を比較すると、どちらも「あなたは10時までに帰らなくてはいけない」という意味になりますが、must を使っているほうは「話者が親などで門限をしている可能性」などが考えられ、have to を使っているほうは「親、または地域の人などが地域の条例などにより10時に帰らなくてはいけないといっている可能性」などが考えられ、一家庭のルールと条例ならば、強い拘束力をもつのは条例のほうであり、have to のほうが意味合い的には強いのではないかと言われました。実際この意見を言われて私は反対意見が出せませんでした。参考書に記載があるからそれに従うしかないといってしまえばそれまでですが、実際のところ、違いはどのようなものなのでしょうか?